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ASVユーザ講習会 原稿
(2000年11月12日 福島)


お願い

このページは、福島にて行われた、視覚障害者のインターネット講習会のために、ASVのボランティアが準備した原稿です。
ユーザー講習会の主催者及び受講者のために、ASVの公開ページに置きますが、
著作権は放棄しませんので、無断で転載などされませぬよう、よろしくお願いいたします。

また、この原稿は、素人のボランティアが作成したものです。
内容に誤りがあった場合、その誤りによって生じる損害などについて、ASV及びそのメンバーは、一切責任を負わないものとします。


午前(解説編)

1. はじめに

2. インターネットの概要

導入

インターネットの概要について説明します。いろいろなカタカナ用語が出てきて、難しく思われるかもしれません。しかし、今日は用語を覚えることが目的ではなく、インターネットはだいたいこんなもので、何ができるのか?を実際に体験していただければ、今日の講習会の目的は達せられたと思います。

現在、日本の2400万人の人がインターネットを利用して、男女比は6:4だそうです。(ニールセン7月調査←インターネットマガジンより) でも、その人たちが、実際にインターネットって何?と聞かれても、ちゃんと説明できる人は少ないのではないかと思います。多くの人は、インターネットが何か理解せずに、ホームページと電子メールが使えることだと思って、使っていると思います。理論よりも、実際に使えることが大事ですね。多くの人は、飛行機の仕組みは知らなくても、飛行機には乗りますね。(←これはIBMの人の説明...)

インターネットって?

世界中のネットワークどうしがつながっている世界のことです。ネットワークとは、コンピュータがつながっていることです。つまり、インターネットとは、ネットワークのネットワークで、コンピュータがつながっているのがさらにつながっているわけで、つまり、インターネットにつなげると言うことは、自分のコンピュータが世界中にコンピュータにつながる、と言うこと。(説明がクドい?)

さて、コンピュータをつなげてどうするか?ですね。
コンピュータを使って、他のコンピュータが提供する情報を見ることができます。(ホームページのこと。)
また他のコンピュータと、コンピュータを使った手紙のやりとりが可能になります。(電子メールのこと。)

必要なもの

さて、視覚障害者がインターネットに接続したい!と思った場合は、何が必要なのか?について簡単に説明します。

パソコン

多くのパソコンは、買うとWindowsってのが最初から入ってます。WindowsはOSとか基本ソフトとか言われているものです。パソコンを使う場合は、その基本ソフトであるWindows以外に、自分の目的によって、ソフトを導入する必要があります。Windowsには視覚障害者向けの音声ソフトが入っていませんので、音声ソフトを買う必要があります。

音声ソフト

音声ソフトは、まず、Windowsの画面を読み上げるソフトとして、スクリーンリーダーが必要です。例えば、95リーダー、PCトーカー、アウトスポークンなどがあります。(今のところこの3つしか無い?)

そして、ホームページを読み上げるのに便利なソフトとして、ホームページの読み上げソフトがあります。HPRや、ボイスサーフィンや、VE2000などがあります。

その他、音声読み上げ対応のメールソフトが必要です。HPRにおまけでついてくるHPMや、WinbiffやMM-Mailなどがあります。

モデム、電話線

パソコンをインターネットにつなげるためには、電話線につなげます。電話線にパソコンをつなげるには、モデムと言う装置が必要になります。今は、モデムがパソコンの中に入っているものが多く、その場合は、パソコンに電話線をつなげる口がついていますので、そこに電話線をつなげます。

プロバイダ

さらに、プロバイダと契約が必要です。プロバイダは、インターネット接続業者で、インターネットへの入り口を提供してくれる会社です。プロバイダと契約すると、パソコンをつなげるためのアクセスポイントや、ユーザーID、パスワード、メールアドレスなどを提供してくれます。

パソコンに、接続のためのユーザーIDやパスワードや、プロバイダのアクセスポイントの電話番号などを設定することによって、インターネットに接続することが可能です。

パソコンをインターネットにつなげる時に、パソコンはプロバイダのアクセスポイントに電話線を使って接続をします。その場合、普通の電話と同じように、電話料金が発生します。つまり、インターネットに接続する時は、プロバイダの料金と電話代がかかります。電話代を節約するためには、同じ市内局番にアクセスポイントがあるプロバイダを選びます。

プロバイダは、いろいろあります。@niftyやBiglobeやSo-netやOCNなど、さまざまです。

プロバイダの料金は、いろいろ料金コースがある場合があって、接続時間によって料金が変わるコースと、月額固定2千円などのコースがあります。私は@niftyを使っていますが、月に4時間ぐらいしか使っていないので、月5時間までの950円のコースに入っています。

障害者割引のあるプロバイダもあります。私が知ってるのは、Peopleに障害者割引があって半額になるようです。

その他、接続に関するあれこれ

電話線を使ってパソコンをインターネットにつなげている間は、普通の電話が使えません。電気屋さんで電話線の分岐コネクタが売られていますが、これを使っても、パソコンを接続している間は電話が使えず、電話を使ってる間はパソコンを接続することができません。

そこで、ISDNにする方法や、携帯電話や、地域によってはケーブルテレビによる接続方法もありますが、今回は説明を省かせていただきます。

また、電話料金もいろいろテレホーダイやタイムプラスと言った、料金を安くする方法があるようです。詳しいことはNTTさんに聞いて下さい。(手抜きですいません。)

その他、あると便利なもの

HPRを使う場合は、テンキーで操作すると便利なように作られていますので、テンキーの無いノートパソコンなどの場合は、外付けのテンキーを用意します。

音声で読み上げるので、ヘッドホンなどがあると聞きやすい場合があるかもしれません。中にはステレオにつなげてる人もいました。

ここまでのおさらい

インターネット

いるもの

プロバイダとは

今日用意した環境は?

今日は音声ソフトとして、95リーダーとHPRを使います。

今日はインターネットへの接続は特別な環境になっています。今日の午後はIBMの魔法の道具を使ってインターネットに接続します。(興味のあるパワーユーザーの方は、後で個別に。)

みなさんがご自宅でインターネットに接続する場合は、電話線を使って、プロバイダのアクセスポイントにつなげる操作が必要になりますが、今回はそれがありません。

3. ホームページとは?

さて、インターネットにつなげるところまで説明しましたので、次は、早速ホームページとは何か?を説明します。

最近は、テレビやラジオでは「番組のホームページはwww.tfm.co.jp」と紹介があったり、また、会社もホームページで商品の説明があります、なんて言ってたり、また、ホームページに私のオリジナル料理のレシピがあります、なんて人もいます。どうやら、ホームページってのは、いろいろと番組の紹介であるとか、商品の説明や写真などの情報であるとか、いろいろな情報が載ってるものらしい、ってのが想像できることと思います。

ホームページは、インターネットの世界で、World Wide Webと言う構想の元になりたっています。World Wide Webは日本語に訳すと、「世界中に広がったクモの巣」と言う意味です。詳細は後で説明しますが、ホームページのスゴいところとして、ハイパーリンクってのがあります。通常はリンクって言います。ホームページのある部分と他のホームページとを結びつける仕組みがあって、世界中のホームページや画像ファイルや音声ファイルなどが縦横無尽に結びついてクモの巣のようになっているわけです。

インターネット上の文書数は、5550億と推測されています。(9月インターネットマガジンより) とても膨大な量ですね。それで、ホームページを探すためのページと言うのがあって、キーワードを入力すると、該当するホームページの一覧を表示してくれるページがあります。例えば、Yahoo!やInfoSeekやLycosなどがあります。

あとは、細かい用語がいろいろ出て来ますが、用語については、それが何を指しているのかがわかるようになれば良いと思います。

WWWはWorld Wide Webの略です。

URLやアドレスと言うのが、ホームページの場所を表すものです。一般的に、http://wwwで始まっています。また、http://を省略して、wwwから言う場合もありますが、ホームページの場所を表しているんだな、と思えば良いと思います。

アドレスはいちいち覚える必要はありません。表示しているページのアドレスを、ブックマークやお気に入りと呼ばれる、ホームページのアドレスを登録する機能があります。ホームページを一度表示して、そのページをブックマークに登録すれば、次からは、ブックマークから選ぶだけで、そのページを表示することができます。電話の短縮ダイヤルにちょっと似ていますね。
また、ホームページと言わずに、Web siteとかsite、なんて言う場合も希にあります。Siteってのは場所って意味ですから、ホームページが置いてある場所、と思っていれば良いでしょう。

ブラウザとは?

ブラウザとは、ホームページを閲覧するためのソフトで、WindowsにはIEが標準で入っていますが、IEには音声読み上げ機能はありません。

リンクとは?

さて、ホームページの最大の特徴である、リンクについて説明します。

ホームページには、ホームページから関連するホームページに簡単に移動できる仕組みがあります。それがリンクです。
例えば、本の場合は、目次があって、本文があって、索引があるわけですが(点字の場合がどうなっているかわからないのですが...) 目次には、1章なんとかかんとか、2章なんとかかんとか、と書いてあって、そこにはページが書いてあって、そのページをめくると、本文の該当箇所を開くことができます。ホームページの場合は、その関係をリンクで表現して、目次の2章なんとかかんとか、と言うところをマウスでクリックすると、2章の本文が表示される仕組みになっていて、その関係をリンクと言いますが、視覚障害者の場合はマウスでクリックはできませんので、リンク先にジャンプする操作を行うことにより、同じ操作ができます。(詳細は午後やります。)

このリンクを次々辿って行くと、ホームページからホームページへ次々に移動することができます。ホームページを読んでいると、「これは何だろう?」と思う場所が出てきて、そこにリンクがあると、ついついリンク先のホームページに移動してしまって、それを繰り返し続けていると、情報の波から波に乗り移っているように波乗りしていると言うことで、ネットサーフィンなどと言われます。

さらに高度なホームページ

これはちょっと上級者向けと言うことで、今日は話だけにしますが、
ホームページには、文章だけでなく、画像や音楽やビデオなども載せることができます。もちろん、画像は音声で読み上げてくれません。音楽やビデオの場合は、プラグインと呼ばれる外部のソフトを使って再生する場合もあります。
それから、フォームと言うのがありまして、これは、ホームページに穴埋めになっている箇所があって、そこに文章を記入して、ボタンを押すと、相手にこちらの情報を送ることができます。例えばアンケートのページとか、懸賞とかショッピングとかホテルの予約とか、そういったことが可能になるわけです。

4. 電子メールとは?

手紙のコンピュータ版です。

一般的には、プロバイダと契約すると、電子メールのメールアドレスがもらえます。メールアドレスは、なんとか@プロバイダが決めた名前、になっていることがほとんどです。@の左側は自分の好きな名前をつけられることが多いので、その場合は好きな名前をつけましょう。

まず、メールを送る場合について説明します。
手紙の場合は、本文を書いて、相手の住所と名前を書いて送ると、相手に届きます。同じように、本文とメールアドレスを書いて、相手に送ると、相手に届きます。手紙の場合は、切手を貼って、ポストに入れて、郵便屋さんが相手の家のポストに届けてくれます。電子メールの場合は、切手は貼りません。電子メールを作成し、インターネットに接続して、送信の操作を行うと、あっと言う間に、相手のメールボックスに届きます。

次に受信の場合です。
手紙の場合は、家に郵便受けがあって、そこに郵便屋さんが配達してくれます。電子メールの場合は、プロバイダ屋さんが家まで持ってきてくれません。プロバイダにメールボックスが用意されていて、そこに届きます。それで、メールの受信をする場合は、プロバイダに接続して、メールの受信の操作を行うと、自分のパソコンのメール受信フォルダにメールが届くことになります。相手が毎日メールを見てくれる人なら良いのですが、1ヶ月に1回しかメールを見ない人にメールを送る場合は、手紙の方が速いかもしれません(笑)

メールの便利なところは、24時間いつでも送信できること、また、複数の相手に一度に同じ文章を送れる、日本全国海外どこに送っても、プロバイダに接続する料金以外のお金がかからない、と言ったメリットがあります。

5. HPR概要

HPRの特長

テンキーで操作する。リモコン感覚でホームページの読み上げ。
テンキー以外でも操作できるが、初心者のうちはテンキーで慣れた方が良いと思います。

テンキーの配置

テンキーは電卓みたいに、数字のキーといくつかのキーが並んでいます。
縦5行、横4列、大きいキーが3つあるので、17個のキーがあります。
触って確認してもらうと同時に、HPRでの機能を説明します。
真ん中にポッチ…5のキー
そこから、左右が4と6。
上の段に7、8、9(電話とは違う並び)
下の段に1、2、3、
この1から9までのキーで、読み進めたり、読む位置を戻したりします。
さらに下の段、一番下の段の左端に横長の0があります。これは再生キーで、読み上げを開始するキーです。
その右隣にピリオド。これはジャンプキーと言います。
一番右の列には、縦長のキーが2個並んでいます。下がエンターで、停止キーと言って、読み上げを停止するキーです。その上にプラスキーがあって、これは拡張キーと言いまして、このキーを押しながら他のキーを押して使うキーです。
一番上の段を説明しますと、左から、ナムロックでヒストリーキー、その隣がスラッシュでヘルプキー、その隣がアスタリスクでモードキー、一番右が、マイナスでブックマークキーになっています。

まずは、右下の長いキーのエンターキーが停止キーだと覚えてください。午後の実習で、ホームページを読み上げていて、「音声止めてください」と講師が言ったら、この右下のエンターキーを押してください。

HPRデモ

それでは、実際にホームページをどのように読み上げるのか、デモをしてみたいと思います。午後の実習では、10台のパソコンが一斉に音を出しますので、まずは、講師のパソコンの音を聞いていただき、どんなふうに読み上げるのか聞いていただこうと思います。

実際にWebにアクセスし、HPRがどのように読み上げるか、デモする

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オークションでのトラブル多発

6点入力は可能(キーボードが対応していないといけない)
詳しいことはスクリーンリーダーの発売元に聞いて

解説編(午前)終わり


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