視覚障害者パソコンサポート入門

推薦文

はじめに

第1章 視覚障害者とパソコン

1 視覚障害者とは 2 視覚障害者のパソコン利用 3 視覚障害者にとっての難点 4 視覚障害者にとっての必要な支援

第2章 ハードウェア

第3章 ソフトウェア

1 画面読みソフト 2 電子メールソフト 3 OCR(光学式文字読み取り)ソフト 4 6点入力用ソフト 5 キーボード練習用ソフト

第4章 機種選定のための基礎知識

第5章 サポートの方法

1 相談会(オープンサポート) 2 講習会 3 自宅出動

関連資料

1 講習会用レッスンプラン 2 サポート体験記 3 利用者の声

おわりに

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推薦文

「是非、御理解と御協力を」       日本盲人会連合会長 笹川 吉彦  最近におけるパソコンの普及には、目をみはるものがあります。まさにIT社会到来とい ったところです。しかし私たち視覚障害者にとっては手の届かない遠い世界の話にすぎま せん。因みに2001年に厚生労働省が実施した全国身体障害者の実態調査によりますと、視 覚障害者のパソコン利用率は僅か5パーセントにすぎません。この結果には私たち自身も たいへん驚いております。このままでは健常者との間でますます情報の格差が拡がってま いります。  そこでこの問題をなんとか解決しようといろいろな方策を講じていますが、まず必要な のは、視覚障害者を対象としたパソコン指導ボランティアの養成と活動です。いま全国的 に御理解のある方々に御協力をお願いしているところですが、このためには充分な知識を 得ていただく必要があります。  本書はこれまでの経験を元にお一人でも多くの方々に、より解りやすく、パソコンを使 用しておられる方ならどなたにでも御協力いただけるように編集されたものです。是非御 一読の上、パソコンボランティアとしてご参加いただければ幸いです。  最後に本書の作成に至られましたASVの皆様に心から感謝申しあげ今後一層の御活躍を ご祈念申しあげます。
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はじめに

 インターネットの普及は、人々の生活に非常に大きな変革をもたらしました。なかでも、 視覚に障害を持つ人たちにとっては今や必須のツールとさえ言われています。  視覚障害者が日常生活をするうえで直面する困難はいろいろありますが、その最たるも のとして、情報の不自由と移動の不自由があげられます。しかし、インターネットを操作 することにより情報の不自由に関しての状況は大きく変わりつつあります。具体的には、 Windows画面を読み上げる音声ソフト(スクリーンリーダー)、さらにホームページを読み 上げる音声ソフトの出現により、視覚障害者もインターネットの世界を自由に遊泳できる ようになりました。これにより、今まで誰かの手を借りてしか読めなかった新聞を自分で 読めるようになるなど、他人を介さずに欲しい時に欲しい情報を入手することが可能にな ります。また、電子メールを使うことによって話したい相手と直接、メールのやり取りが できるようになり、視覚障害者も情報を受け取るだけでなく発信することもできるように なりました。  とは言うものの、視覚障害者自身がパソコンにそれら音声ソフトを導入し、通信回線の 接続設定を完全に行うには多少のフォローが必要になります。その部分をお手伝いしたい というのが、全国視覚障害者インターネット接続支援連絡会(Access Support Volunteer :ASV)をはじめた当初の目的です。  私たちは1998年から、訪問指導やIT講習会の実施、相談会(オープンサポート)といっ た形で視覚障害者がインターネットに接続して利用できるようになるまでの支援活動を展 開してまいりました。それらの経験をもとに、インターネット接続と一部関連するパソコ ンの使用法までのサポートガイドをまとめたのが当ハンドブックです。本書が視覚障害者 ご本人やご家族、それを支援しているボランティアや関係諸団体の皆様に少しでもお役に 立つことができれば、これ以上の喜びはありません。 全国視覚障害者インターネット接続支援連絡会(ASV)から4つのお願い 1 視覚障害者の皆さん、インターネットの世界へ一歩を踏み出してください 2 見えにくい画面を無理して操作している皆さん、音声だけでインターネットに取り組 んでいる仲間がいることを知ってください 3 ウェブマスターの皆さん、音声だけで見るホームページがどういうものか、ぜひ一度、 体験してみてください 4 メーカーの皆さん、より使いやすい音声ソフトをこぞって開発してください ページの最初に戻る

おわりに

視覚障害の人は普通のパソコンは使えないでしょう? 特殊な高価な装置が必要なんでしょう? 点字ができない人にはむりなんでしょう? 今まで多くの人に、このように思われていたことは実は大きな誤解でした。確かに特別な 機器をつけたり、点字を使っている人もいます。ソフトウェアの追加や、キーボードだけ での操作も必要です。けれどそこに、ちょっとした後押しがあれば、多くの視覚障害者が インターネットや電子メールを使えるようになれるのです。こうした私たちのわずかなボ ランティア活動を、少しでも普及させ情報を共有化する手助けになればと考えて本書をま とめました。 また視覚障害者のためのテキストデータも付録CD-ROMに内蔵しています。再利用等をご希 望の場合には、出版社または下記にご連絡ください。 〒651-0056 神戸市中央区熊内町4−11−5       神戸アイライト協会内 全国視覚障害者インターネット接続支援連絡会 電話 078-230-2440 FAX 078-230-2439 (月・金 10:00〜16:00) ページの最初に戻る